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●トゥルトー・フロマジェ Tourteau Fromagé

トゥルトー・フロマジェ

 

大西洋に面するポワトゥー地方で19世紀から作られているチーズケーキ。山羊乳のチーズを使い、表面を真っ黒になるまで焦がすのが特徴である。大型だったり、反対にタルトレットサイズだったりすることはなく、直径15㎝ほどの、調理用のボウルを平たくしたようなアルミ製の「トゥルティエール」と呼ばれる型に限られる。ブリゼ生地やブリオッシュ生地にチーズのアパレイユを流したお菓子だが、現地ではパティスリーには見あたらず、フロマジュリー(チーズ専門店)で扱われているもの。日本のスーパーにある菓子パンのように、1個ずつ袋に入っているラフな感じが、いかにも地方らしくておもしろい。

 

○用語・人名解説
ポワトゥー・シャラント地方 Poitou-Charentes
フランス料理やお菓子に欠かせない素材のひとつであるバター。近年、健康志向にあるといわれながらも、フランス人の食生活はバターなくしてはあり得ない。そしてフランスのバターの二大産地がノルマンディーとこのポワトゥー・シャラント地方である。ノルマンディーのイジニー産のバターとともに国から原産地統制名称(AOC)を得ており、その風味とコクの豊かさは、シンプルな料理やお菓子に深い味わいを与えている。

 

フランス菓子研究家 大森由紀子

大森由紀子氏
 

大森由紀子
1958年東京生まれ。学習院大学フランス文学科卒業後、パリ国立銀行勤務を経て渡仏。「ル・コルドン・ブルー」に学び、有名菓子店やレストランで研修を重ねる。帰国から現在に至るまで、料理・お菓子教室「エートル・パティス・キュイジーヌ」主宰の傍ら、執筆・講演活動などを通じ、フランスの土地に根づいたお菓子や料理の魅力を伝え続けている。

エートル・パティス・キュイジーヌ
 

エートル・パティス・キュイジーヌ
東京都目黒区中町2-41-14
教室問合せ:Tel : 090-6944-8737
   E-mail : mari0823@aol.com

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