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活動報告- Activity Report -

パリ ガレット・デ・ロワコンクール参加2012年01月 Vol.1-3

パリのパン菓子組合が主催する第24回「ラ・メイユール・ガレット・オ・ザマンド」が1月3日パリの職業学校EPMTTHで開かれ、日本から、2010年ガレット・デ・ロワコンクールの優勝者、寺田和行さん(お菓子の森)が特別参加しました。 応募者はパリ近圏イル・ド・フランス地方のブーランジェやパティシエ総勢301人。経営者、従業員、見習いの3部門に分けて審査が行われ、寺田さんは経営者部門で10位に入賞しました。寺田さんがコンクールに提出したガレットはパリ、サンルイ島にあるパン菓子組合の厨房をお借りして焼き上げました。 寺田さんは、静岡県浜松市にあるフランス料理店「ドゥソール」の料理シェフで、同時に同じ会社が経営する菓子店「お菓子の森」のシェフパティシエを務めています。2010年のクラブ主催のガレット・デ・ロワコンクールで優勝してから、パリのコンクールに向けてバターをフランス産に切り替え、小麦粉もフランスの粉に近い質のもに変えて1年間試行錯誤を繰り返してきました。その結果、焼きあがったガレットの外観は以前とは異なり、味も一層美味しくなったそうです。 寺田さんがパリで見たガレットの印象を語ってくれました。 「日本ではガレットはしっかり焼くが、フランスのは焼きが浅いと感じました。また、フランスのものは生地も中のクリームも全体的に薄く、これがフランス人が美味しいと思う味なのかと思いました。お店を訪問すると皆がガレットを買いに来ていて、本当にフランス人はガレットが好きなのだと実感しました。私の店でも少しずつガレットの注文が入るようになったが、フランスのように浸透するにはまだまだ時間がかかりそうです。」