林 周平(パティスリー モンプリュ)2011年09月12日
自分に出来ること!!義援金、募金、お菓子を通じての協力といろんなことが今も継続中です。しかしまだピンとくるものがない様におもいます。
9月に震災後初めて東京(関東)へいきます。神戸に住んでいる私は震災を経験していますが私の見る今回の震災はまだテレビやネットでのかぎられた枠での視界でしかありません。もちろん東京がこの中心であるとは思いませんが、より近くに行くことで感じるものがあるのではとおもいます。
しっかりと見、感じ、聴くことができればと考えています。日本の力を信じて。
最近想うこと!!自分がフランス菓子、フランスに憧れてもう25年以上になります。かっこつけてフランス菓子を作っているのではなくて、これしかやってきてないのでほかのものが出来ません。まだまだ日々作る中できずく事、感じること、発見があります。
去年、講習会のオファーが多かったです。今年、昨年同様多くのオファーを頂いています。講習会のお話を最初に頂いてからもう15~16年になりまが、私は、運よく思うとうりにこの仕事を続けてこれました。ジャン・ミエ、パリ、フランスでの経験をお店や講習会で伝えていく使命があるとおもいます。こんなに面白く楽しい仕事をぜひ多くの若いパティシエ、パティシエールに伝えエスプリを感じてほしいです。
昨年久しぶりに師匠ドゥニ・リュッフェル氏に会いました。第一声は、「美味いもの作ってるか」でした。なんか嬉しかったです。もう20年以上も前ラボを走りまわっていた記憶がよみがえってきます。この時代にジャン・ミエでいっしょに働いた二見氏が他界しました。すばらしい技術者で温かい人で奥さまにも親切にしてもらいました。仕事もプライベートも含め大変お世話になり今の私があるのは、二見氏のお陰で、何かあるたびに想いだします。私の中にはいつも氏がいるのです。こういったことが私の宝です。わたしは回りに非常に恵まれ幸せものです。感謝しかでてきません。そして、ありがとう。