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活動報告- Activity Report -

「Nouvelle Tradition à ma façon」in関西 開催2019年06月

 6月20日(木)、勉強会「Nouvelle tradition à ma façon」in 関西が株式会社ツジ・キカイ 大阪支店+堂島ラボにて開催されました。クラブのシェフ会員、プロフェッショナル会員15名が参加し、持ち寄りったお菓子の披露をしました。

 まずは、当クラブ会長の西野シェフからの挨拶に続き、タカナシ販売株式会社 取締役本部長薮田氏からのお言葉をいただき、シェフ達の自己紹介の後、永井シェフの「ボンブグラッセ」のデモンストレーションからスタートしました。「ボンブグラッセ」とは、ボンブ(仏bombe砲弾)形の型に2種類以上の生地を詰めて形作ったアイスケーキです。永井シェフの詳しい作り方の説明に受講者、会員シェフが頷きながら、懸命にメモを取っていた姿が印象的でした。

 続いて、タカナシ販売株式会社のバターの勉強でバターの食べ比べをしました。バターの説明を聞きながら、西野会長が作ったクレームオブールが2種配られ、香りや味の違いをみました。日本とフランス、2つの乳業メーカーがコラボレーションした「Brise de mer」に様々な意見や感想がでていました。

 その後は、西野シェフの「ショーモンテ」のデモンストレーション。メレンゲにバタークリームを挟んだ日本では馴染みのないこのお菓子は、Champagne-Ardenne地方にあるショーモン(Chaumont)という町のスペシャリテです。この地を訪れた西野シェフが日本で自分流にアレンジし、再現したというエピソードとともに披露しました。
   
 そしていよいよ、会員シェフ達が作ってきたお菓子の説明に移りました。各シェフが持参したお菓子の製造工程や自身の想いを語り、材料についてのこだわりや、発祥した地域や歴史の話まで掘り下げ、有意義な時間を共有することができました。

 会場は、終始和やかな雰囲気につつまれながらも、質問や感想が飛び交い、来年への課題を残しながら、会場を提供してくださった株式会社ツジ・キカイ山根社長のご挨拶で締めくくり終了しました。
  
 
今回、参加した会員と持ち寄った菓子名は下記の通りです。(順不同、敬称略)
 
   
【デモンストレーション】
西野之朗:ショーモンテ
永井紀之:ボンブグラッセ 
 
【参加シェフ&菓子名】 
 
林雅彦(ガトー・ド・ボワ):ケーク オ シトロン エ ノワドココ
林周平(モンプリュ):サンマルク
多田征二(パティスリーエトネ):コンベルサシオン・マロンエシトロン
栗原栄徳(パティスリーKuri):クロワッサン
髙木基弘(ルシェルシュ) :ギモーブ
冨田和彦(カルチェラタン):フロマージュ・ブラン
後藤大輔(ゴトウ洋菓子店):ケーク・オ・エピ・オランジュ
新井和碩(パティスリー アテール): クロッカンノワゼット
妻鹿祐介(ミラヴェイユ):タルトシトロンマファソン
大下尚志(ブーランジェリー ビアンヴニュ):クロックムッシュ
山下大輔(コムシノワ):ケークアマンド
西嶋一力(グレゴリーコレ):モンブラン
櫻井健太(パティスリーサク):ドフィノワ

 
【協賛】
タカナシ販売株式会社、ネスレネスプレッソ株式会社

【会場提供】
株式会社ツジ・キカイ 大阪支店+ラボ

【協力】
株式会社マトファー・ジャパン