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活動報告- Activity Report -

大阪伝統菓子講習会開催2023年07月 Vol.4

クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ(会長 永井紀之)は、7月19日(水)、株式会社イワセ・エスタ大阪にて伝統菓子講習会を開催しました。

講師は2022年度ガレット・デ・ロワコンテスト優勝の片田健二郎さん、妻鹿祐介(ミラヴェイユ)シェフ、石井亮(パティスリービガロー)シェフ、木村成克(ラ・ヴィエイユ・フランス)シェフ4名が講師を務めました。

初めに会長の永井シェフの挨拶の後、株式会社イワセ・エスタ大阪、石橋氏からのお言葉をいただき、石井シェフの講習を皮切りにデモンストレーションはスタートしました。

石井シェフのお店で販売しているものではなく講習会用にアレンジした「フォレノワール」。丁寧に実演、説明をしている姿に受講者は、写真やメモをとりながら耳を傾けていました。ムーズピスターシュを冷やし固める作業までして、妻鹿シェフの「ケークオシトロン」の講習に。

レモンの風味を意識し、しっとりソフトな仕上がりにこだわったというケイクに妻鹿シェフの緻密で繊細な計算や技が光り、受講者も舌鼓を打ちながら、感嘆の声をもらす様子がみられました。

その後永井シェフが試食用として提供した、南仏で作られているマルメロピューレを使用した「パート・ド・コアン」と「パートドフリュイ・コアン」の説明がなされ、休憩後に2022年ガレット・デ・ロワコンテストの覇者、片田さんの「ガレット・デ・ロワ」の講習が始まりました。

コンテストに向けて今の手法にいきつくまで、何度も試行錯誤を繰り返した話なども交えていく様子にシェフ達や受講者の熱い視線が注がれました。何度も試作をし、自らが求める「ガレット・デ・ロワ」を作りこんでいきました。と語る姿が印象的でした。受講者からも様々な質問も飛び交い、更に会場は熱気に包まれました。

最後は、木村シェフの「マカロンドナンシー」は、パリにいた時に作っていたというロレーヌ地方・ナンシーに伝わるマカロン。そしてプラリンヌは、リヨンの名物にもなっているプラリンヌ・ルージュを試食用に。また、講習ではアラビアガムを入れたツヤのあるものを直径35㎝の銅鍋で作る姿は、受講者を圧巻するものがありました。菓子そのものの説明だけではなく、フランスでの経験や職人としての仕事の姿勢など惜しみなく披露し、会場を沸かせました。

講習後は、林シェフが試食用に持ち込んだ「フラン・ナチュール」の説明、最後に木村シェフの挨拶の後、写真撮影をし、また来年の開催の約束をして終了しました。

参加講師とメニュー、協賛頂いた会員企業、サポートシェフ・スタッフは下記の通りです。 

【講師・メニュー】
片田健二郎:ガレット・デ・ロワ
妻鹿祐介(ミラヴェイユ):ケーク オ シトロン
石井亮(パティスリービガロー):フォレノワール
木村成克(ラヴィエイユフランス):マカロンドナンシー、プラリーヌ

解説:永井紀之(ノリエット)、林雅彦(ガトー・ド・ボワ)
 
 
【協 賛】(50音順)         
アンベールジャパン株式会社、株式会社イワセ・エスタ大阪、ヴァローナジャポン株式会社、株式会社ナリヅカコーポレーション、日仏商事株式会社、日仏貿易株式会社、株式会社ニップン、日清製粉株式会社、ネスレネスプレッソ株式会社、株式会社前田商店、株式会社マトファージャパン、株式会社明治、ラクタリスジャポン株式会社、ルーツ貿易株式会社 

会場提供:   株式会社イワセ・エスタ大阪

特別協賛:   タカナシ販売株式会社

【サポートシェフ・スタッフ】(順不同) 
三鶴康友(フランス菓子トワグリュ)、新井和碩(ア・テール)、多田征二(パティスリーエトネ)、大下尚志(ブーランジェリービアンヴニュ)、村田博(マビッシュ)、今西克彦(パリジーノ&アトリエドゥママン)、櫻井健太(パティスリーサク)、石本龍一(VISON多気㈱)、福嶋翔希(ガトー・ド・ボワ)、
田中義人(ガトー・ド・ボワ)、梅本卓馬(パリジーノ&アトリエドゥママン)奥住莉那(パリジーノ&アトリエドゥママン)

 

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